シンポジュウム「相模原事件と精神障害者」開催しました

 116()に、摂津市庄屋の大阪人間科学大学でシンポジュウム「相模原事件と精神障害者」を開催しました。当日は約250人の参加があり、各シンポジストの話に熱心に耳を傾けておられました。

 当シンポジュウムに、本大阪精神保健福祉協議会の親組織である全国精神保健福祉連絡協議会の会長であり、我が国における地域精神保健福祉活動にかかる第一人者である竹島正先生(元国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター・川崎市部長)をお招きして、基調講演とシンポジュウムのご助言をお願いしました。

 大阪精神医療人権センター代表理事、読売新聞大阪本社編集委員、大阪府精神障害者家族会連合会会長、精神障害と社会を考える啓発の会会長、大阪精神障害者連絡会代表ら5人がシンポジストとして登壇され、当日の司会進行等を当協議会理事の殿村(社会福祉法人 精神障害者社会復帰促進協会理事長)が務めました。

 今回の事件について各シンポジストの所属、立場を踏まえての問題点の指摘、見解、感想、「精神障害者の犯罪と決めつけている、ゆえに安易に措置入院制度の改定で結論付けようとしている、マスコミの報道姿勢の問題、実名報道のこと、情けないほどの同じことの繰り返しへの失望と怒り、当事者への大きな影響、多機能型精神科(核診療所)地域ケア体制構想への違和感……」などが語られました。

これらの課題というパズルを一つひとつ丁寧に整備して後、パズル全体を有機的に組み合わせて仕上げて予防策を講じるところが、どうも措置入院制度の見直し、退院後支援計画策定というカタチという「結果」に急ぎ走るようです。そんなことが今回のシンポジュウムで見えてきたのかなあと思います。まだまだ、これから精神医療・保健・福祉の各方面での地道な取り組みが必要だと強く感じました。

               (文責・殿村壽敏)